せっかく網走に来たので、当然行こうと思っていた「網走監獄」博物館に入り、しばらく時間をかけて見ているともうお昼時になり、網走監獄にある食堂に行ってみることにしました。
パンフレットにも監獄署をいただけるということで、昼時より少々過ぎていましたが入って見ました。
メニューから
メニューを見ると、監獄めしは2パターンあります。監獄食A(さんま)と、監獄食B(ホッケ)となり、価格も異なりますが、ホッケが美味しそうだったので監獄食Bを注文しました。
せっかくここまで来て、普段と変わらないメニューよりは「監獄食」を食べようと考えますよね。
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監獄食Bを注文
このようなバランスのとれた食事をしていたようです。
麦飯(麦3:白米7)、焼き魚(さんま or ホッケ)、小皿、中皿、みそ汁。 現在の網走刑務所の昼食として出された食事メニューを再現したものです。本来は、みそ汁ではなく番茶が出されています。
これだけ食べられれば、健康になりそうですね。給食のようなバランスのとれた食事で、美味しくいただきました。
「臭い飯」って言うけど・・・
よく刑務所の「臭い飯」という言葉をよく聞きます。なぜそのようなことを言うのかを調べてみました。
刑務所の檻の中(房:ぼう)は、極めて合理的な構造になっていて、特に独居房(どっきょぼう:いわゆる”独房”)なんかは「机の蓋をあげると便器になる」なんて造りだったりします。
複数の受刑者を収容する雑居房(ざっきょぼう)は、そこまで機能を集約した設計ではなかったようですが、房内にトイレが設置されていたため、汲み取りの時代、特に夏場なんかは、キツイ臭いの中で食事をすることになる=服役=くさい飯を食うと表現するようになったという説が有力なようです。
もう1つの有力説は、刑務所では100%白米ではなく、麦シャリ(ばくしゃり)と呼ばれる麦入りご飯が出されていますが、昔の麦は独特の臭いが残っていたため、くさい飯と言われるようになったとの説もあります(元ヤクザの作家、安部譲二氏によると、「比喩的ではなく、昔の刑務所の飯は本当に臭かった」とのことです)。
因みに、昔は、コスト面から麦の比率が高かった(麦6:米4だったか と)そうですが、今は白米の方が安い・・・しかし、収容者の健康を考え、コスト面で高く付いても整腸効果が期待できる麦を混ぜている(麦2:米8)とのことです(同様の理由で、水中りを防ぐ為、生水ではなく白湯を配るそうです)。
あ、今は、麦そのものの品質や精麦技術が向上したので、麦入りでも臭いが気にならないようです。
複数の受刑者を収容する雑居房(ざっきょぼう)は、そこまで機能を集約した設計ではなかったようですが、房内にトイレが設置されていたため、汲み取りの時代、特に夏場なんかは、キツイ臭いの中で食事をすることになる=服役=くさい飯を食うと表現するようになったという説が有力なようです。
もう1つの有力説は、刑務所では100%白米ではなく、麦シャリ(ばくしゃり)と呼ばれる麦入りご飯が出されていますが、昔の麦は独特の臭いが残っていたため、くさい飯と言われるようになったとの説もあります(元ヤクザの作家、安部譲二氏によると、「比喩的ではなく、昔の刑務所の飯は本当に臭かった」とのことです)。
因みに、昔は、コスト面から麦の比率が高かった(麦6:米4だったか と)そうですが、今は白米の方が安い・・・しかし、収容者の健康を考え、コスト面で高く付いても整腸効果が期待できる麦を混ぜている(麦2:米8)とのことです(同様の理由で、水中りを防ぐ為、生水ではなく白湯を配るそうです)。
あ、今は、麦そのものの品質や精麦技術が向上したので、麦入りでも臭いが気にならないようです。
ということで、キツイ中で食事をしなければならないというのが有力な説なんですね。ここでしか食べられない食事でした。
この食事を本当の刑務所で食べないように、立派に生きていこうと、ふと考えました。
監獄食堂
住所:北海道網走市字呼人1-1 博物館 網走監獄
電話:0152-45-2411
営業時間:10:00〜14:30
定休日:年中無休
駐車場:有(博物館 網走監獄駐車場)
住所:北海道網走市字呼人1-1 博物館 網走監獄
電話:0152-45-2411
営業時間:10:00〜14:30
定休日:年中無休
駐車場:有(博物館 網走監獄駐車場)
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