富山市後にし、こちらには駆け足のように市内を観光して兼六園内にある食堂のメニューに目が止まりました。「じぶそば」と書いてあり、そばの上に治部煮(じぶに)がのっているそばというのもあり、このじぶそばをいただこうということになりました。
治部煮(じぶに)とは?
治部煮(じぶに)は、金沢市の代表的な郷土料理として有名です。
そぎ切りした鴨肉あるいは鶏肉、また小鳥や牡蛎に小麦粉をまぶして、だし汁に醤油・味醂・砂糖・酒を加えたものでさっと煮、そこに加賀特産のすだれ麸や百合根、しいたけなどをあわせて煮ます。まぶした粉が肉のうまみを閉じ込め、また汁にとろみをつけます。茹でただけの青菜と煮た具材を椀に盛りつけたあと煮汁をかけ、薬味のわさびを添えて出来上がりです。
薬味がわさびというのがポイントですね。
ついでに治部煮の由来・起原
由来・起原については、諸説あります。
・材料を『じぶじぶ』と煎りつけるようにして作ることから呼ばれた。
・野生の鴨肉を使うことから、フランス料理のジビエから変化した。
・前田利家と親交のあったキリシタン大名高山右近が藩に滞在していた折に訪ねた宣教師が考案したという説
主な説をあげると流石に歴史を感じるエピソードですね。
兼六亭のじぶそば
この日は、雨が降り少々寒かったことや駆け足で観光していたので、何処にとも目的も設定していなかったので、立ち寄った兼六園の中にあった「兼六亭」に入り、温かい「じぶそば(850円)」を注文しました。
大きめの椀のフタには加賀藩・前田家の紋章があり、金沢に来たという雰囲気を味わいました。
そばも治部煮もいただけるこのじぶそばは、今回金沢での観光した唯一の郷土料理でした。そばと治部煮のバランスも良く、美味しくいただきました。とりあえず観光に翻弄した、金沢市で食べたものといえばこの程度でした。
金沢市半日だけのスケジュールでは無理ですね。
この次は一気に西日本、広島県まで移動します。広島といえば、おなじみのものをいただこうと思います。
兼六亭
住所:石川県金沢市兼六町1-20 兼六園内
電話:076-261-3783
営業時間:夏期(3月1日~10月15日)8:30~17:00
冬期(10月16日~2月末日)8:30~16:30
定休日:無休
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