北海道胆振地区 和食

【登別市】さぬきうどん「タヌキうどん」サラっと食べられるうどん

国道36号線沿いを苫小牧方面に走り、登別市にあるうどん屋さんです。いつも通過していて気にしているお店でした。
ストレートに「さぬきうどん」と書いてありますから、暖簾も同様、どう見ても「さぬきうどん」という店名なんだなと思います。

平成30年 登別市 さぬきうどん 外観

メニューから

初めて入るお店だから何もわからないし、インターネットでの下調べもしないで入ったので、「さぬきうどん」を食べようと思っております。「かけ」より何か入っていた方がいいかなと・・・

平成30年 登別市 さぬきうどん メニュー

あとで調べてみると、ここはゴボウ天丼が美味しいとのことで、そばとのセットがいいと書いてありました。「さぬきうどん」というメインがありつつ、ゴボウ天丼が美味しいというのは?と思いつつ、やはりこれは入り口としては素直に「さぬきうどん」をいただくのがベストだなと判断しました。まずは、シンプルに考えて食べたいものと考えまして、頼んだメニューが「タヌキうどん」でした。
 

タヌキうどんを注文!

なんの変哲もない選択ですが、うどんを食べてみたいという好奇心が一番でした。このブログでも紹介しておりますが、香川県高松市まで行って本場のさぬきうどんの味を確認してきていますので、どういう味なのか?というのは気になります。

平成30年 登別市 さぬきうどん タヌキうどん

少々醤油味のした出汁ですが、これは北海道という土地柄もあるようで、「少々濃いめ」に見える出汁はあっさりとしておりました。その上に天かすが程よく乗っかっております。美味しくいただきました。

たぬきうどんあれこれ

タヌキの肉も入っていないし、なんでタヌキなんだろうと調べてみました。以前、何かの番組で聞いたことがありましたが忘れております。
調べてみたら、歴史的に

大正時代、東京で揚げ玉を無料で出していたところ人気となり、東京では後に有料となったことから地域差が生まれた。戦時中にはパーッと広がる様子から「バクダン」とも呼ばれた。

と書いてあります。なぜ「タヌキ」なのか?には繋がりませんでした・・・大正時代からあるうどんの一品ですね。

諸説あるようで、

・タネ抜きの転訛であるとする説
 天ぷらの「タネ」を入れない(タネを抜いた)揚げ物の「タネヌキ」であり、
 そば屋で「天ぬき」を頼むと天ぷらそばのそば抜きが出て くるのと同様で、「タネ抜き」を語源に「たぬき」とした説。
・きつねそば・きつねうどんに比べてかけ汁の色合いが濃く濃厚な味付けであることに由来するとみる説。
・世田谷区砧(キヌタ)家で始めたキヌタソバがその始まりだという説[11]があり、「きぬた」を逆さに読んだ。
・天かすの印象が腹を膨らませた「たぬき」の様子を連想させることに由来するという説。

天ぷらの「タネ」抜きというのを聞いたことがありますね。どれも面白い説で、「そば・うどん」に関連しているのですね。
 

日本全国のタヌキうどんについて

確か、大阪で「たぬきうどん」を注文すると、「天かす」ではなく「油揚げ」が乗っかってきて少々びっくりした記憶があります。
大阪では常識で、

大阪では油揚げを乗せた「そば」を「たぬき」と呼ぶ。油揚げは甘辛く味付けしたものである(当地のきつねの台を蕎麦にしたものが「たぬき」)。大阪周辺の立ち食いうどん店などでは揚げ玉は無料で提供されている事がある。

大阪で「たぬき」というと「そば」で、油揚げの甘煮または刻んだのが入っていました。関東で揚げ玉の乗っかったのをいただきたいと思うと、

ハイカラ

ということらしいです。

面白いですね。
北海道の感覚で注文すると、全く異なるメニューが出てくるのでご注意くださいね。京都あたりでも少し異なるようで、「たぬき」というと、

刻んだ油揚げと青ねぎをあんかけにしたうどん又はそば

となるようです。
土地変われば、名前で一つで食べ物が思っていた物じゃないものが出てくるという「たぬきそば」。
化かされないよう旅行先で、注文する際に確認してからご注文された方がいいかもしれませんね(笑)

そば・うどんは、調べてみたら面白いことが多く見つかりました。今後またの機会に、書いていこうと思います。

さぬきうどん
住所:北海道登別市幸町6-4
電話:0143-88-0581
営業時間:11:00~20:00(L.O.19:30)
定休日:木曜
駐車場:有 30台

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