甘いものは、人々を幸せにしてくれる食べ物です。近年、個人的にも甘いものを食べる機会が増えて来ております。
甘いものは、よく頭脳を使用することで頭が疲れた時に食べると、確かに身体が甘いものを欲していたと感じる時があります。
北斗市の老舗和菓子店!
北斗市茂辺地地区にある、道南でも老舗の和菓子店「菓匠一福」というお店があります。明治38年の創業であり、営業している店としては函館周辺で最も古い和菓子店です。
ここの名物と云われているのが、「中華まんじゅう」なのです。
「中華まんじゅう」は葬式まんじゅう?
店を訪ねてもこの「中華まんじゅう」は売っておりません。道南で葬式まんじゅうと言えばこの「中華まんじゅう」でした。現在、茂辺地地区で葬式まんじゅうと言えば「中華まんじゅう」が作られるということで、葬式がある時に注文が来るので一福さんは、その時しか作られないということです。なかなか手に入らないの銘菓なのです。
ここしばらく食べていなかった一福の中華まんじゅうが手に入りました。久々に食べて見ましたら、本当に美味しい!
このまんじゅうの皮の味といい、餡の甘さといい、バランスが素晴らしいです。一度、食べて見て欲しい逸品ですが、なかなか手に入らないというのが現状です。本当に食べて見たい人は、お店にお問い合わせください。
ふと、「中華まんじゅう」って中国に関連があるのか?と疑問をもったので、調べて見ることにしました。
そもそも「中華まんじゅう」の「ちゅうか」は何かというと、これはお菓子の生地に関係しています。小麦粉・砂糖・卵を基本の材料とする生地を、和菓子の世界では「中花種(ちゅうかだね)」とよぶそうで、これを焼いて作るものを総じて「中花(ちゅうか)」といいます。「中花」は「中華」と書くこともあり、北海道ではなぜか「華」の字が定着したようです。
中花種のことを中華と書くので、「中華まんじゅう」となったようですね。中国とは関連がなかったようです。
この一福さんの「中華まんじゅう」がいつも食べられることを願います・・・
菓匠一福
住所:北斗市茂辺地2-5-54
電話:0138-75-2035
営業時間:8:00~19:00
定休日:日曜日